とうとうこの日がやってきました。
毎日練習してきたお遊戯会。
人魚姫の劇だけではなく、手話歌、演奏、踊りに合奏。もりだくさん。
でもやっぱり一番緊張するのは人魚姫の劇です。
我が家の娘は魔女の役。海の魔女。人魚姫に人間になる薬を渡し、その代わりに人魚姫の舌を切って声を奪う怖い魔女。もちろん怖いシーンはありませんが・・・。
一人っきりで舞台に立つ場面があるので、本人かなりの緊張で練習では一度嫌がって出られなかったのです。
そんなことを先生から聞いたものだから本人はもちろん、私たちも冷や冷やドキドキ。
ストーリー上とても重要な役なので、魔女が出てこないと、なんだか訳がわからなくなるし、人魚姫は舞台で1人でどうしたらよいのか・・・。
いよいよ本番。
出番のその時、舞台の袖からちゃんと出てきてくれました(汗)。
あまりの緊張のためガチガチで表情は強張って・・・。
でもしっかり最後まで演じきりました!
本人の頑張りももちろんですが、折れかけた心のチビを担任の先生だけでなく、たくさんの先生達が元気付け、励まし、褒めて、おだてて、持ち上げて、助けてくれました。
何百人も園児がいるのに、たくさんの先生が自分のクラス以外の園児1人の状況も理解してくれているということ。
すごいですね・・・。
どの先生も全ての園児の名前と顔を覚えているし、卒園児でもないのに兄弟の顔や名前も覚えている。お迎えに来るパパママはもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんまで覚えているのですよね。脱帽です。
今年は保護者会の役員として園の裏方の仕事を経験させてもらってますが、その度に先生方の凄さを知らされます。
帰宅したチビは緊張から解き放たれ超ご機嫌。
目一杯、褒めてハグしてチューして・・・。
それを見て面白くないのはお姉ちゃん・・・。
機嫌の悪いこと悪いこと。妹が皆に褒められて面白くない気持ちは分からんでもないので奴の挑発にも限界まで我慢するが、あまりに憎たらしく喧嘩を売って来るので、またもバトルに・・・。
しかし相手は女の子、口喧嘩ではすでに勝てないのです・・・。
今度、園の先生にこんなゴンタクレの扱いの極意を教えてもらおう。
いや、分ってるんです・・・。
奴の挑発的な態度にも我慢して褒めて、おだてて気分よくさせてばよいのです。
しかし優しくすれば、言うことは全く聞かず、頼んだことは「めんどくさい!」と言って何もせず、宿題も何もかも後回し、テレビを見だすと石のように固まって呼んでも無視・・・。で、ついついバトルに。
いや、分ってるんです・・・。
親が上手に誘導してやればいいのです。アメとムチを上手に使って。宿題を済ませたらしっかり褒めてやり、片づけをしたらしっかりと褒めてやり・・・。しかし奴の場合、褒めたら調子に乗って完全に野猿のようになって奇声を上げてその辺をグルグル・・・。で、ついてついバトルに。
いや、分ってるんです・・・。
いや・・・分ってないのか・・・。
教科書通りにはいかない子育て。
そうこうしてると、いつの間にか大きくなって彼氏を連れてきたりするのでしょうね・・・。
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