手押しの刃が切れ病んで、もう限界です。
限界まで使うのもどうかと思いますが、どのタイミングで
交換するかは職人の性格でしょう。
刃が切れ病むのと同時に刃がこぼれてきます。
節の部分に負けたり、タッカーの針に気づかなかったり
小石が噛んでたりで刃がこぼれます。
私はまだ当たったことはないのですが、散弾銃や
ライフルの弾などが木の内部に入っているのは
よく聞きます。
さて刃物の交換です。
押さえのボルトの締め付けの強さで100分の数ミリ高さ
が変わります。マイクロゲージで刃の高さを確認しながら
締め付けます。
セッティングゲージを当てて、向こう側の常盤の上下で
裏刃の調整をします。本桜やメイプルなどでも逆目が
でないように裏刃はできる限り詰めます。
時間をかけて刃の高さを調整して全てのボルトを締め
付けて、いざ試し削り。
裏刃を詰めすぎました・・・。
削れなーーーい。
裏刃の調整の段階で試し削りするのを忘れてました・・・。
またボルトを緩めて裏刃を調整し、高さを調整し、ボルト
を締め付けます。
そんなこんなで、刃物の交換にはかなりの時間を要して
しまいます・・・。
しかし、手押しが全ての始まり、肝心要の加工です。
こいつが狂うと全てが狂うのです。
手押しの刃物の交換をすると毎回思うことですが
遠心ブロックにしたいな~。
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