2012-03-10

積み木ピースの面取りとメイプルの逆目

積み木のピースの製材が終了。
自分で言うのもなんですが、完璧な製材でした。
ロスを最小限におさえ、直角も完璧!そのかわり、手間と時間はかかります。


あとはカットしていくのですが、その前に面取りを!!
これを忘れては後の面取りの作業が4倍になってしまうのです。
材が長いうちに4面を面取りします。

面取りは、面取り鉋、手押し、ルーター、昇降盤などなど、色々と方法はありますが、サザンツリーではサンダーで落とします。
サンダー以外だと刃物で面取りするので、また新たな角ができます。
サンダーで面取りするとサンダーのペーパーのプレート部分が柔らかいので削った部分がなだらかになるので、シャープにならず柔らかく仕上がります。



サンダーで均等に面取りするのも、コツがいります。

削っているのは、メイプルです。
鮮やかな白です。

メイプルって逆目が止まらないのですよね・・・。
刃物が切れないわけでもなく、機械が悪いわけでもないのです。

逆目の原因は刃と裏刃のつめが甘いことです。
手鉋と全く同じことです。
自動鉋で刃をセットする際はセッティングゲージというもので刃をセットします。
そのため刃と裏刃のつめは、そのセッティングゲージ次第です。
つめが甘ければセッティングゲージを調節して刃をつめればよいのです。

がしかし!!

サザンツリーの自動鉋盤は遠心ブロック・・・。
調整のしようがないのです。

ちなみに自動は桑原のKU-H400(デジタル)です。
遠心ブロックはもちろん兼房製です。
木工家なら誰もが納得、機械屋さんもうなるマシンです。
一生使いつづけるつもりで、かなり頑張って購入したのです。

削り肌はさすが桑原! 「超仕上げなど必要ない、これはもう自動鉋ではない・・・」と機械屋さんに言わしめたくらい綺麗です。

購入時に遠心ブロックに問題があり兼房にて完璧な修理調整をしてもらいましたので精度はもちろんピカイチです。

試したことはないのですが、2ミリ1ミリでも問題なく削れそうな様子です。(3ミリまでは試しましたが完璧です)

でも逆目は別問題なのです。

遠心ブロックなので刃はいじれない・・・。

使用している刃物はBタイプ。昔はAタイプというのがあったらしいのですが、今はないみたい。
Cタイプだとパイン材ですら逆目が止まらないので、こちらはサザンツリーでは論外。
CとBだと逆目は格段に違うので、Aだともっとよいのでしょうが、なぜ生産しなくなったのでしょうね・・・。もちろん需要がないのでしょうが・・・。

刃物交換の時間が劇的に早い、ということと、精度に関しては遠心ブロックがよいのは当たり前ですが、逆目の問題だけを考えると通常の研磨式の刃でセッティングゲージでセットするタイプの方がよいです。

そうなると2台欲しくなるな・・・。
自動・・・。
400というサイズにも不満があるし・・・。


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