ついに完成しました。特注ホールカッター。コンロのツマミをつくる為だけのものです。外側の丸の部分は市販されているもので何もいじってません。いじってませんが一般的なホールソーと比べてびっくりするほど高い・・・。よくあるホールソーではなく先端にチップがついています。
なにが特注かというと、下の写真の中心のドリルの部分。今回これを特注オーダーしました。コンロの丸部分には中心に4ミリの貫通穴、そして10ミリのダボ穴を開けます。外側の丸と中心の2種類の穴を全部1回で加工できる、今までの工程からすると夢のようなツールです(なんと大袈裟・・・)。
特注の中心のドリル部分、別に珍しいドリルではなく2段錐といわれるものですが、この4ミリと10ミリの組み合わせがなかなか無いのです(私が探せていないだけなのかもしれません)。ただ今回は外側の丸のホールカッターにセットできる専用の錐が必要だったなので作ってもらいました。ホールカッターを外して2段錐だけとしても使えますので超便利です。ちなみに値段はまだ請求書が来ないのでわからないのです・・・。いくらかかるのか確認せずに作ってもらったので・・・。怖い怖い・・・。もし必要なサイズの錐が市販されていなかったらご連絡いただければ作れますよ~。
今までの工程は、というと、まず製材した板の節の部分を避けてコンパスで円を描きます。バンドソーで円の周りを大雑把に切ります。バリ取りをしてから10ミリの穴を開けます。10ミリの中心に4ミリの貫通穴を開けます。バンドソーで治具を使って正確な円に切ります。ここまでの作業を今回のホールカッターで1工程で行えます(喜)。しかも安全に。この後の作業は冶具を使ってサンダーで切断面を仕上げます。表面もサンダーで仕上げます。面取りをします。そしてオイル塗布です。調子にのって沢山作りました。いや、作ってもらいました。時々来てくれる強力な助っ人、我が親父。さんざん私に手伝わされているので、かなり手馴れています(汗)。また性格上とても几帳面で作業が丁寧です。多謝!!正確な数はカウントしていませんがキッチン70台分くらいはあるかと思います。パーツとしても人気があるので、また数ヶ月後に作らねばなりません。この作業だけで数日かかるのです。木工ってひたすらコツコツとした作業が多いですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿