手押しの刃が限界だ・・・。
限界を感じる前に交換するべきです・・・(反省)。
サザンツリーで主に扱う樹種は広葉樹の場合、本桜、メイプル、ブラックウォールナット、タモ、ナラといったところで、その中でも刃物メーカーお手上げ!?という樹種が本桜だそうです。木の質にも大いに関係してきますが、メイプルも手強いです。北海道産のイタヤ(英語にするとメイプルですが・・・)も相当きてます。いままでに一番逆目がすごかったのは「メジロカバ」。これも道産でした。特にメジロカバの木目が入り組んだ材に当たってしまった、というのもありますが、普通に削ったら全く商品にならないほどの逆目です。
いくら手押しで逆目を止めても、次の工程の自動で逆目になったら意味がありませんが、自動の刃のセッティングについては後ほど。といってもサザンツリーの自動は遠心ブロックなのでセッティングなどできないのです・・・。
手押しの刃のセッティングはいたって簡単。裏刃にいかにつめるかです。裏刃から目で見えるギリギリの範囲で刃を出します。裏刃から刃が多く出れば出るほど逆目が生じます。これは手鉋と全く同じことです。奥側の常盤にセッティングゲージをセットして常盤の高さを調節して刃の出を調節します。刃を固定したら常盤をほんの少しだけ下げて完了。
このような刃のセッティングでは材料を削った時に重いです。また長切れしないというご指摘もどこかの機械屋さんが言っておりました(実際に比較したことがないので分りませんが)。しかし送材が重たかろうが、長切れしようがしまいが、逆目は問題外なのです。
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